勤務医のiDECOの掛け金の上限

勤務医のiDeCoの掛け金の上限は、市中病院の勤務医なら月23000円、公務員として働いているのなら月12000円です。

 

勤務医は、サラリーマンと同様の扱いになるので、企業の年金に入っていない場合は、月に23000円の掛け金をかけることができます。年間で27万6千円を書けることが可能です。

 

35歳で、年収が1800万円だとして仮定すると、毎年の節税額は11万8000円、つまり16万円分の掛け金で、27万6千円の貯蓄をすることが可能です。この場合、節税して戻ってきた金額を、利回りとして換算すると、利回り43%の投資になります。

 

 

60歳までの25年間でこの制度が続くと、690万円分の貯金を、394万円出すだけで確保することが可能になるので、296万円近くの節税をすることができます。

 

 

一方で、公務員として働いている勤務医の場合は、月額12000円になります。

 

 

 

iDeCoの2つのデメリット

iDeCoは、給料の税金から全額差し引くことができ、節税になるので良いのですが、デメリットがないわけではありません。特に2つのデメリットがあります。

 

@掛け金が少ない
そもそも掛け金が月2万3千円なので、すべて満額で積み立てていっても、25年で約700万円しか貯蓄できません。そのため、些細な違いにしかなりません。

 

自分の持ち出しの掛け金400万円が勝手に700万円にもなることは大きなメリットで、外貨や海外株式などにしておけば、インフレになっても貯金した分の価値が守られるため、非常に良い制度なのですが、投資がそもそもメンドクサイ、スケールメリットを生かした投資をしたい、という方には向いていません

 

iDeCoは掛け金が少額なので、こまめにチェックすることは勧めません。一度入っておけば、後はほったらかしたいという方向けです。特に貯金だけしておきたいという場合は、最寄りの銀行で定期預金だけのiDeCOに入って、投資は投資で別に行うことをおすすめします。

 

掛け金の上限が7万円くらい掛けられると、さらに良い制度になるなと思います。現状だと勤務医は年に27万6千円程度なので、手間との天秤をかける必要があります。

 

 

A途中で解約できない
勤務医にとって、何歳まででも働けるため、iDeCoのように将来の不安のために入る必要性がそもそも高くありません。

 

一方で、開業したり、子供が私立医学部に入ったりと、急な資金の必要性は高くなる可能性はあるのが、我々勤務医です。

 

そういったときに途中で解約できないのは、リスクになります。

 

また、ないとは思いますが、制度の改悪などがあったときに、入れた資金が逃がせない可能性が怖いです。

 

 

これ一本で老後資金が安心!というくらいまで掛けられれば、より良い制度なのですが、現状では手間と利便性から、加入のめんどくささを感じている方も多いというのが現状ではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

iDecoは、家計と投資の道筋をすべて決めた後に、余ったお金で入るくらいがちょうどいい制度だと思います。

 

掛け金の総額が、生涯で1千万いかないくらいなのと、制度の変更や改悪があったときに逃げ場がないというのは、デメリットです。

 

とは言え、所得の多い勤務医とは相性の良い制度であることは間違いないので、慎重に判断して加入を検討することをおすすめします。