部長クラスにとって、若手の女医さんを雇う場合の本音

部長クラスにとって、若手の女医さんを雇う場合の本音をお話します。おそらく言葉にはしていないけど、思っている人が居てしまうのは現実ではと。

 

女医さんは基本的には真面目で、きちんと定められた標準治療をする割合が男性より多いとされています。

 

しかし一方で、産休・育休で休まなければならなく、その後子供が小さい間は、時短や待機免除になります。病院の診療科の規模によっては、その間の待機業務を、残った人員で負担して行う必要があります

 

 

市中病院の医師にとってキツイのは、「当直」と「待機」と「緊急呼び出し」、つまり夜の睡眠時間を削るタイプの診療です。

 

それをスタッフ3人で割り振っている場合、1人抜けると2人で割り振ることになり、非常にキツイです。

 

また、市中病院の場合、病院によっては人件費が「一つの診療科あたり●円」と決まっている病院もあります。

 

そのような場合、本当にきつくなります。人数が少ない科で、科の単位で収支が決まるような病院では、結局部長が頑張るしかなくなる場合もあります。

 

 

本来は、産休・育休は制度として支えるべきものです。ただし、病院単位でマクロで取り組むべき問題であり、部長一人で出来る分野ではありません。そういう時に、待機業務が忙しい診療科&人数が少ない科の場合、非常にキツイものがあります。

 

例えば、2人の診療をしていたマイナー科の部長が、一人が妊娠出産になり、1人で365日待機と外来2人分と入院をこなすと、顔つきが怪しくなってきているのを見たことがあります。

 

 

この問題は非常に根が深いため、解決方法が分からずにいます。(そもそも待機や当直がきついという最大の問題があります)

 

 

その中で、悪くないケースの条件を書きます

 

・勤務歴が長い
・診療科の人数が多い
・若いスタッフが多い
・医局人事
・(一時的に非常勤扱いにしている・・本当はよくないですが)

勤務歴が長いと、今まで働いてくれた分に感謝して、協力してくれることが多いと感じています。特に後輩が居る例では、後輩指導をした分を助けてもらえるケースが多いです。

 

診療科の人数が多い場合は、1年離れていても何とかやりくりできます。私は計3人出産をした女医さんとの診療科時代を経験しましたが、人数が多ければなんとかなります。

 

 

医局人事の場合は責任を医局に投げられるため、きつくなったら医局からヘルプを呼んだりもできるため、待機はきついですが人間関係は保たれるケースが多いです。

 

一時的に非常勤というのは、本来は労務上は問題かもしれませんが、現実問題としては移動したばかりの時や、数年後もその病院に残るケースを考えると交渉方法としては良いかもしれません。ただし戻る約束をしてですが・・

 

実際には、システムで何とかできればいいのですが、超少人数の会社内での人間関係勝負みたいなところがあります。その中で権利を主張すると、主張自体は通りはするでしょうがその後の人間関係は・・・という感じです。

 

医局人事は別として、残る人の選択は、「どれだけ貢献できる人か」という損得と「人間関係」という繊細なもので出来ています。

 

そのため、女医さんのキャリアは大変だと思いますが、より良い暮らしを実現してくだされば幸いです。